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「認知症になったらこんなに困るから」では若者には響かない(にしかわ在宅クリニック 西川 泰章)

July 10, 2018
約 4 分
「認知症になったらこんなに困るから」では若者には響かない(にしかわ在宅クリニック 西川 泰章)

にしかわ在宅クリニック 院長 西川 泰章
(株)D MEDICAL 代表取締役
医療費適正化と介護の効率化が次世代の負担を考えると必要であると考え、H27年(株)D MEDICAL設立。
障害者事業・介護事業・地域包括ケア関連でのアドバイザー、ヘルスケア商品の開発・販売
日本認知症予防協会 医療顧問/理事

JWCLAを受講して

在宅医療のクリニックを経営していますが、できれば当院の世話にならず健康で最期まで過ごせる方が、本当は幸せであろうという思いから、認知症予防の協会も運営しています。

「認知症になったらこんなに困るから頑張って予防しましょうね」というアプローチでは、気難しい話に終始してしまい、よっぽど意識が高いか、それを仕事に生かせる人にしか響いていないことに問題を感じていました。

そんな時にJWCLAの立ち上げ準備中のメンバーに出会い、「渋谷のIT企業は20代、30代が中心なので病気の話をしても、あまり興味を示しません。Well Beingやコンディションアップというキーワードで考えています」という言葉に、目から鱗が落ちた気分でした。それと同時に本来は医師が伝えるべき役割のはずで、彼らの活動を手伝っていこうと決めました。

*Well Being
WHO(世界保健機構)の前文に掲げられた、「健康」を表す概念健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいう

*医師法第1条(医師の任務) :医療と保健指導を司ることによって、公衆衛生の向上と増進に寄与し、国民の健康的な生活を確保する

講座の内容と得られたこと

JWCLA講座は、「健康・Well-beingsとは?」でスタートします。コンセプトを確立したうえで、アンケート設計から統計処理・効果検証・マーケティング理論・イノベーター理論等まで、完全に経営学として非常に論理的に展開していきます。協会のミッションが「明るく楽しく日本を活性化」ですので、湿っぽい病気の話が出ないのも良かったです。

1日目9:50~17:10、宿題をしたうえで1か月後に2日目10:30~17:00、修了課題もありましたが、当初は大変に思えていたのですが、これから実践していくためには、これくらいボリュームはどうしても必要だと納得できました。これだけの時間を一緒に過ごす他の受講者とは、立場が異なったり他業種でも共通認識・言語を必然的に持つことになり、非常に話をしやすい仲間が増えたのも大きな収穫でした。

日本のヘルスケアは容易に医療が手に入る環境にあり、病気を未然に予防する強いインセンティブが働かず、病気を治すシックケア一辺倒になっています。病気を治しても単に病気でないだけで本当の健康(Well-Being)になることとは程遠いのですが、むしろ医療職の方がこの呪縛にはまる傾向にあります。

二宮尊徳の「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」という言葉があります、このバランスが良くないのも問題です。JWCLAで学ぶ健康経営はこれらを解決し、人を健康にする近道であり王道でもあると確信しました。

受講後どう活かされたか

高齢者向けヘルスケアや認知症予防においても、同様のアプローチが有効であるはずです。僕自身も職業病みたいなもので、シックケアの発想が完全には抜けないため、意識的には排除するようにしています、以前に比べて利用者のモチベーションを高めることができている実感があります。多くの人を健康にしたいという思いが強く、やみくもに展開する傾向にあったのですが、経営学を意識することで戦略的に効率の良いターゲット層を絞るようになりました。

さっそくJWCLA2期の同志でプロジェクトを開始しました。受講していない社員まですっかり仲良くなり人脈・仕事の幅が拡がっています。共創ネットワークとしての成功事例を目指します。

JWCLA関西支部を昨年度から手伝っており、講座での指導内容をしっかりと知ったことで協会自体の理解が深まりました。今後の運営や関西での健康企業推進者養成講座の開催に生かしていければと思っています。

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About The Author

The Healthy Company編集長細波恭輔
このライターへの問い合わせ・仕事の依頼はsaiha@kankyocoms.co.jpまで

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